仲介手数料の意味は？無料の業者は大丈夫？ | 仲介手数料無料｜セルフサポートパートナー恵比寿、東横線沿線

仲介手数料は、賃貸契約の時につきものの出費ですね。
家賃の1ヶ月分に消費税がかなりの確率で請求されます。
ただ、最近は仲介手数料無料物件も出ていて、もともと意味のあるお金なのかと疑いたくなってしまいます。
仲介手数料の意味と、無料物件は大丈夫なのかについて見て行きましょう。

■仲介手数料の意味は？

仲介手数料は、仲介業者の成功報酬の意味合いで物件オーナー側と、入居希望者側からあわせて家賃1.08ヶ月分を上限に請求が認められています。
1.08ヶ月というのは、1ヶ月分＋消費税分という事です。
成功報酬なのですから、契約が成立しなければ支払う必要はありません。
宅建法の中でこうした取り決めがされています。
ただし、仲介手数料ですから、『仲介』が発生していない時には請求することが出来ません。
たとえば、自社物件を扱った契約の場合は、『仲介』していませんから、仲介手数料を取ることが出来ません。

■仲介手数料無料の物件は信用出来る？

先ほどもあったように、自社物件で『仲介』が発生していない場合、仲介手数料を請求するのはおかしいですね。
このほかにも、仲介手数料を無料にしてる業者は、契約の成功報酬を他の名目で収益としてもらっていることが考えられます。
オーナー側から広告料を家賃3ヶ月分で入居者の紹介を頼まれている…そんな場合にも、成功報酬分が広告料からもらえるので、入居者の負担を軽くして質の良い入居者をたくさん集めたいと考えて、仲介手数料無料にしているのかも知れません。
また、仲介手数料を無料にするというインパクトで、初期費用が安いというお得感を与えている業者もいます。
こうした業者では、仲介手数料を取らなくてもやっていけるシステムができあがっているのです。
具体的には、管理や修繕業務で利益が出ています。
会費制にして、マンション内でのサービスを受けるための料金を別枠で支払うというケースもあります。

■仲介手数料をどう考える？

部屋を借りる側からすると、初期費用が抑えられるのはありがたいことですが、そのため他に費用がかかるなら、トータルでの出費は変わらなくなるかもしれません。
一番困るのは、見かけは何でも無料といいながら、違う名目でいろいろ料金がかかったり、料金が安い分、サービスが行き届かったりする業者です。
「この部分は、物件を仲介した収益としている料金です。」とハッキリ言ってくれている方が安心して利用出来ます。
そんな意味からも、何でも無料の業者より、定額料金制で料金を一定にしていると、信頼が持てますね。